【寝具マニアが解説!】体圧分散にすぐれているっていうのは…

   2017/06/27


腰痛対策にいいと話題のマットレスには、ほぼ必ず「体圧分散にすぐれている」という記載があります。

この体圧分散とは具体的にどういうことなのか、わかりやすく解説します。

 

体圧分散とは?

マットレスや敷布団に接する体の面積が広いほど、また、接している面積の中に荷重のかたよりが小さいほど、体圧分散にすぐれていると言います。

 

もっと分かりやすく言うと、あおむけに寝た状態で、頭も背中もおしりも、足も手も、型がとれるくらいきれいにマットレスに接触していて、しかも、すべての接触面に同じ荷重がかかっている状態が、最高に体圧分散が良い状態です。

 

たとえば、金の延べ棒のように四角い形の重い物体をマットレスに置くと、すべての面がマットレスに接触して、接触面は均一に荷重がかかっているイメージが沸きますよね?

 

では、人がマットレスにあおむけや横向きに寝ている場合はどうでしょう?

頭や背中、おしりなど、重くて面積が広い部分に荷重がかたよっているイメージがわきませんか?

実際に、どんなマットレスでもかたよりは出ます。

そして、特に荷重がかたよりやすい部分が「腰」なんです。

 

荷重がかたよるとどうなるの?

体圧分散が悪いマットレスで眠ると、寝ている間に腰や首に大きな負担がかかります。

例えば、やわらかすぎるマットレスで寝ると、からだの接触面積は広くなります。

けれどその一方、荷重が重い腰や背中は大きく沈みます。

このため、寝返りを打つのに大きな筋力が必要で、筋力が無い人は寝返りの回数が極端に減ります。

 

逆に硬すぎるマットレスで寝ると、からだの接触面積が小さくなります。

肩や腰など、荷重が重い部分だけがマットレスに接触し、接している部分だけで体重を支えなければいけません。

このため、体が痛くてむだに寝返りを打ちます。

体が痛いので、寝返りを打つたびに目を覚ます人も多くいます。

これでは寝不足になって疲れますよね。

 

このように、マットレスの体圧分散が悪いと、体に負担がかかり寝ている間も疲れます。

特に腰への負担は大きいので、体圧分散が悪いマットレスで寝ていると腰痛になりやすいんです。

 

腰痛以外に何にいいの?

寝ている時間は必ずしも体がリラックスできているとは限りません。

その証拠に、寝たきりの状態で介護が必要な方は、さまざまなトラブルを抱えています。

「床ずれ」は、多くの寝たきりの方が抱えている深刻な問題ですが、体圧分散にすぐれているマットレスは、床ずれの予防とケアにも効果があります。

 

ただし、寝たきりの方に適したマットレスは、その方の状態によって異なります。

全く動けない人と、寝返りぐらいは打てる人では、適した寝具はちがいます。

介護に使用するマットレスを選ぶときは、かならず医師や介護士に相談しましょう。

 

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